無添加で有名なファンケル化粧品の中でも、あとに使う化粧水をグングン引き込んでくれると評価が高い「FANCL 洗顔パウダー」。
今回は、FANCLの洗顔パウダーを使ってみたので、成分の原料分析(解析)と使用感について口コミします。
FANCLの洗顔パウダーの成分&原料はホントに安全?
では、はじめに洗顔パウダーの成分についてです。
原料・危険性について表にまとめたので、ご覧ください。
成分名 | 成分分析 | 原料・危険度 |
---|---|---|
(ヤシ脂肪酸/パーム脂肪酸/ヒマワリ脂肪酸)グルタミン酸Na | 合成界面活性剤、洗浄剤 | ヤシ脂肪酸とパーム脂肪酸、ヒマワリ脂肪酸の混合物と、グルタミン酸の反応生成分のナトリウム塩。 |
ラウロイルグルタミン酸Na | 合成界面活性剤、洗浄剤 | ヤシ+サトウキビ+石油の合成成分。アミノ酸系の界面活性剤。弱酸性で低刺激の成分。 |
マンニトール | 香味料、結合剤、保湿剤 | |
コーンスターチ | 親水性増粘剤、吸着剤 | |
グルコース | 香味料、保湿剤 | |
PEG-75 | 合成ポリマー、結合剤 | 石油系の合成成分。皮膚刺激性や毒性、アレルギー報告などはなく、PEG-75以上は安全性の高い成分。 |
ラウロイルアスパラギン酸Na | 合成界面活性剤、洗浄剤 | 高級脂肪酸のラウリン酸とアミノ酸の一種アスパラギン酸からなる界面活性剤。低刺激で脱脂力もマイルドなため、安全性は高い成分。極稀に軽度の眼刺激性有り。 |
プルラン | 天然ポリマー、皮膜剤 | |
ミリスチン酸Na | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
コメデンプン | 吸着剤、充填剤、柔軟剤 | |
ベヘニルアルコール | 油剤、乳化安定剤 | |
ミリスチン酸K | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
ヒドロキシプロピルメチルセルロース | 合成ポリマー、乳化安定剤 | 松などの木材と石油の合成成分。増粘剤としても配合。食品や医薬品に錠剤にも使用され、安全性の高い成分。 |
タルク | 充填剤、滑剤 | |
α-グルカン | 充填剤、保湿剤 | |
ミリストイルグルタミン酸Na | 合成界面活性剤、洗浄剤 | ヤシ+デンプンの合成成分。アミノ酸系洗浄剤の中でも最もしっとり仕上がるグルタミン酸系洗浄剤。脱脂力は低くマイルドなため安全性は高い成分。 |
ラウリン酸Na | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
カンテン | 天然ポリマー、ゲル化剤 | |
ラウリン酸K | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 | 合成ポリマー、増粘剤 | デンプン+リン酸のプロピレングリコールのエーテル。泡立ちにくい処方でも泡質の改善が期待できる成分。しっかりと洗い肌に残ることがないよう注意。 |
アミノエタンスルフィン酸 | 酸化防止剤 | 原料はアミドスルフィン酸。保湿や肌荒れ防止作用も有り、低刺激。 |
ステアリン酸 | 油剤、脂肪酸 | |
ラウラミドプロピルアミンオキシド | 合成界面活性剤、洗浄剤 | 天然由来の脂肪酸がベースとなっている安全性の高い界面活性剤だが、極稀に刺激を感じる可能性有り。 |
シリカ | 吸着剤、不透明化剤 | |
セリン | 保湿剤 | |
ソルビトール | 香味料、保湿剤、柔軟剤 | |
グリセリン | 保湿剤、変性剤 | |
アラントイン | 消炎性、保湿剤 | |
デキストランヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド | 陽イオン界面活性剤 | 化学反応によって合成された第4級アンモニウム塩の一種。ヘアコンディショニング剤としても配合。 |
パルミチン酸K | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
パルミチン酸Na | 石けん、洗浄剤、乳化剤 | |
ラウリン酸 | 油剤、脂肪酸 | |
オレイン酸ポリグリセリル-10 | 合成界面活性剤、乳化剤 | ヤシ+石油の合成成分。天然由来の界面活性剤として無添加コスメなどにも配合されおり、低刺激。 |
トコフェロール | 酸化防止剤、V.E |
FANCLは無添加をモットーにしているとはいえ、洗顔パウダーについては
「アルコール(エタノール)が無添加」
にとどまっています。
低刺激な成分がほどんどですので、安全性については問題ないようですが、
ごくまれにアレルギーのもとになる成分も入っているので、敏感肌の方はお試しセットなどで、自分の肌に合うかどうか確かめることをおすすめします。
中には、気になる合成ポリマーも配合されていましたが、こちらはしっかり洗い流せば問題ないでしょう。
ファンケル洗顔パウダーの使用感を口コミ
では、FANCLの洗顔パウダーの実際の使用感はどうでしょう?
洗顔パウダーは、名のごとくさらさらのパウダー状の洗顔料です。
はじめに、洗顔パウダーを手に取って水を少量加えてみましたが、パウダーが水で流れ落ちそうで、慌てて泡立てネットを使用。
水を加えて泡立ててみると、コシのある泡ができました。
泡がへたるという口コミもあったのですが、モコモコとまではいかなくても厚みとコシのある泡ができます。
その泡で早速顔を洗ってみると、終始しっかりとした泡が顔を包んでくれたので、肌で摩擦を感じることもありません。
その他、
泡切れも良く、スッキリした割に、つっぱりもほとんど感じませんし、肌が軽く感じるような洗浄感がいい感じです。
小鼻までツルツルの仕上がりに満足できる洗顔でした。
ファンケルの洗顔パウダーの特徴
最後に、ファンケルの洗顔パウダーの特徴について解説します。
FANCLが洗顔で目標としているのは、
「肌に必要な潤いは洗い流さず、汚れだけを落とすようにすること」
です。
簡単なようで難しいポイントですが、ファンケルがその目標を達成するために着目したのが、「PCA」という成分です。
PCAは角層にある「NMF(天然保湿因子)」の構成成分で、肌にPCAが多いと水分をキープ&潤う作用が働くと言われています。
そのため、FANCLの洗顔パウダーはPCAにアプローチできるよう研究され、そのおかげで、後からつける化粧水などの水分や栄養の浸透が良くなります。
肌の水分量が上がれば、乾燥による小ジワが目立たなくなりますし、目立っていた毛穴もふっくらとしてきます。
また、この洗顔パウダーには、黒ずみを防ぐ成分や、皮脂洗浄機能成分などが配合され、汚れだけを見分けて洗い流してくれるという特徴があります。
洗顔がレベルアップすると、あなたが日頃何気なく行っているスキンケアの質も上がります。
実際に使い続けたいと思える商品でした。
ファンケルの洗顔パウダーのみんなの口コミ・評判
人気コスメクチコミサイト、アットコスメでも「@COSMEクチコミランキング月間1位」(2016年6月~11月)
を獲得しているほどの人気アイテムであるファンケルの洗顔パウダーですが、
未だ3位(2017年8月末)と、数ある洗顔料の中から選ばれ続けています。
口コミをまとめると・・・
良い口コミ
・1回洗うとすべすべ肌になる
・しっとりサラサラの肌触り
・毛穴まで洗えている感じがする
・洗顔後のつっぱりや乾燥を感じないのがいい
1回で肌触りの変化を実感できている人が多く、すぐに肌の変化を実感できる点も人気の理由のひとつですね。
ファンケルがスキンケアのファーストステップである洗顔に常に研究を重ね、
なんども改良されているくらいこだわった商品なだけあります。
悪い口コミ
・決め手となる特徴がない
・泡がへたる、ゆるい気がする
泡については確かに、もっとモコモコになる洗顔料もありますが、
泡立てネットを使用していれば、肌摩擦を感じないくらい濃厚な泡ができたので、ぜひ泡立てネットを使うことをおすすめします。