添加物はやっぱり肌に悪影響?!化粧品に配合される悪い成分37

エイジングケアのヒント

化粧品に入っている添加物のひとつひとつを見ていくと、

「こんなものを肌につけてきたのか(涙)!」

と驚く方も多いでしょう。

中にはせっかくの保湿スキンケアを台無しにしてしまう成分もあり、

いつまでたっても乾燥肌が改善されない元凶となっている場合も。

添加物の代表的なものは、防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤の5つですが、

それぞれなぜ添加物と言われているのか、どう肌に影響してしまうのかをまとめます。

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化粧品に配合される悪い成分・添加物

防腐剤

多くの人が知っているとおり、化粧品を雑菌やカビから守るため、また化粧品を長くもたせるために使われる薬剤が防腐剤です。

代表的なのは

  • パラベン類
  • 安息香Na
  • フェノキシエタノール

など。

これらの防腐剤は、皮膚に残り細胞を老化させてしまうという研究結果もあり、防腐剤として優れていても、肌のために安全とは言い切れないのです。

また、防腐剤としてではなく違う役割として配合されていても防腐剤の役割ができる成分もあります。

それは、

  • BG
  • グリセリン

保湿剤を目的としながらも配合量を上げると、ある程度の防腐効果が見込まれる薬剤です。

さらに、アルコールやエタノールも防腐剤の役割を担うことがありますが、これらは肌に刺激を感じる人も多く、FANCLなど無添加を徹底するメーカーでは、この2種類は配合されていません。

香料

香料には3種類あり、天然の植物や動物からとれる天然香料、

化学的に作られている合成香料、

いくつかの香料を組み合わせて作られた調合香料があります。

石油由来の合成香料は、香りが安定するという利点もありますが、

光に当たると有害物質となる可能性があり、また香料は鼻から吸収されて神経系に直接影響を及ぼすなど、

ホルモンバランスを崩す可能性がある成分もあることから注意が必要です。

FDAによるルールにより、化粧品会社は香料に関して細かい表記をする必要がありませんが、環境ホルモンを含むとされる

  • フタル酸エステル

などは、一般的に多くの化粧品で使われていると言われていますので、合成香料フリーを選ぶ方が無難でしょう。

合成色素

化粧品でも、天然色素だけでは再現できない色をつくる場合に合成色素が用いられますが、

中には発がん性物質の疑いがあるものもあります。

特に

  • タール色素

と言われているものは、人体に害があるとアメリカやヨーロッパでは禁止されているものでも、日本では普通に流通していることもあるので、避けた方がよいでしょう。

化粧品の表示では、

  • 青色〇号(202,203はアメリカ、EUで禁止)
  • 赤色〇号(203,204,213はアメリカで禁止)
  • だいだい〇号(203,204,402,403はアメリカ、EUで禁止)
  • 黄色〇号(200号台に注意)

のように表記されています。

これらは肌に悪影響があるだけではなく、発がん性やアレルギーとの関係も疑われていますので、よく注意してみましょう!

石油系界面活性剤

界面活性剤はよく知られているとおり、水と油を混ぜることができる成分で、アイスクリームやマーガリンなどの食用にも使われています。

では、食用にも使われ、機能的には優れている石油系界面活性剤が、なぜ化粧品に配合されると良くないのでしょう。

それは、石油系の界面活性剤は肌に残りやすく、肌のバリア機能を壊し、たんぱく質を変質させてしまうと言われているからです。

また、発がん性、アレルギー誘発物質といわれるものもありますので、注意が必要です。

代表的なものを挙げると、

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸Na
  • ポリソルベート60
  • ステアリン酸グリセリル
  • ステアリル硫酸Na
  • パレスー3硫酸Na
  • パレス-3硫酸アンモニウム
  • スルホン酸ナトリウム
  • キシレンスルホン酸アンモニウム
  • アリキルベンゼスルホン酸ナトリウム(ABS)
  • 塩化アルキルトリメチルアンモニウム
  • オクトキシノール(ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル)
  • オレフィンスルホン酸Na
  • セチル硫酸Na
  • セトリモニウムクロリド
  • LAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム)
  • ポリオキシエチレンオクチル
  • ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル硫酸
  • フェニエーテル
  • ペンザルコニウムクロリド

などです。

乾燥ケアをしたいのにバリア機能を壊してしまう石油系界面活性剤が配合されていると本末転倒になってしまいますので、

今お使いのスキンケア、シャンプー、ソープ類を是非チェックしてみてくださいね!

紫外線吸収剤

UVケアとして紫外線をカットしてくれる成分で、反射でブロックしてくれる紫外線散乱剤に対して、

化学反応でブロックしてくれるのが紫外線吸収剤です。

例えば、

  • オキシベンゾン
  • オクトクリレン
  • メトキシケイ皮酸エチルヘキシル
  • t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
  • サリチル酸オクチル

などがよく使われます。

紫外線吸収剤は化学反応で、紫外線をエネルギーに変質させることにより肌を守る役割をしていますが、

この化学反応で刺激を感じる人もいるので、子供用や敏感肌用のUVカット商品に配合されているのは散乱剤です。

最後に

添加物が一概に悪いとは言えませんが、基本的にここにあげた添加物は値段も安価で、簡単に化粧品を作ることができるため、

ドラッグストアに並んでいる1,000円前後の化粧水や乳液等のほとんどは何かしら入っています。

対して、添加物の無い化粧品は、作成に手間がかかっているので、価格もある程度のものになります。

添加物の有無を選ぶのは自分自身ですが、どのようなデメリットがあるか知っておくことが大切ですね。