しみ?ほうれい線?毛穴?お悩み別エイジングケアに役立つ成分

エイジングケアのヒント

30代まではそれほど感じなかったとしても、40代に差しかかる頃になると、お肌の状態に急激な変化が現れることがあります。

たとえば、急にシミが目立ってきた、ほうれい線が目立ってきたなど。

これらの悩みは、美容外科クリニックの治療で改善することもできますが、美容外科クリニックでの治療費は、どれをとっても高額です。

それならば、まずはご自身でできるケアでエイジングケアを行ってみてはいかがでしょうか?

それでは、エイジングケアに役立つ成分を、お悩み別にご紹介して行きましょう。

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シミやくすみに効く化粧品の成分

ビタミンC誘導体

筆頭に挙げられるのが、ビタミンC誘導体です。この成分には、角質層に溜まったメラニンと基礎にダイレクトに働きかけ、メラニン色素を還元する作用があります。

つまり、できてしまったシミを薄くする効果を期待できるということです。

また、ビタミンC誘導体には強い抗酸化力がありますので、活性酸素の増加を防ぎ、肌細胞を守る働きもあります。

ハイドロキノン

“皮膚の漂白剤”とも呼ばれている成分で、強力な美白作用を持っています。

この成分を高濃度で配合しているクリームは医療機関で処方を受けなければなりませんが、低濃度配合の化粧品であれば、ドラッグストアなどで購入することができます。

ただし、ハイドロキノンはもともとお肌への刺激が強い成分で、肌質によっては炎症などの副作用が現れることがあります。

ハイドロキノン配合化粧品の使用前には必ずパッチテストを行い、お肌に異常が現れないことを確認した上で使用しましょう。

また、ハイドロキノンは紫外線に反応する性質を持っていますので、夜用のケアに使用する必要があります。

アルブチン

ハイドロキノンにブドウ糖を融合させた成分で、ハイドロキノンのような副作用の心配がありません。

お肌が弱い方は、ハイドロキノン配合化粧品を使用する前に、アルブチン配合の化粧品を使用してみて、お肌の変化を確認してみると良いでしょう。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、主として肝斑改善に用いられる成分ですが、加齢によって目立ってきたシミやくすみの改善にも役立ちます。

また、トラネキサム酸は内服なくとしても販売されていますので、身体の内外からエイジングケアをお粉さてみたいという方は、化粧品と併用してみても良いでしょう。

ほうれい線効く化粧品の成分

ヒアルロン酸

角質細胞内の水分保持に役立つ成分です。ヒアルロン酸は真皮層で線維芽細胞によってて作り出されますが、年齢とともに体内量が減少すると、お肌は水分を失い、ほうれい線が目立ってきます。

なんとなく口の周囲が乾燥していると感じたのであれば、まず、ヒアルロン酸配合の化粧品でケアを行ってみましょう。

コラーゲン

ヒアルロン酸とともに真皮層で作り出される成分で、お肌の弾力を保つ働きを持っています。

コラーゲンもまた、年齢とともに体内量が減少して行きますので、化粧品から角質層に浸透させることにより、お肌の弾力を取り戻す効果を期待できるでしょう。

ヒトオリゴペプチド-1

EGFを呼ばれる成分で、53個のアミノ酸からなっています。この成分は冗費増殖成長因子に分類されており、肌細胞の新陳代謝の活性化効果を期待することができます。

副作用の心配がほぼないといわれている成分ですので、敏感肌の方でも比較的安心して使用することができるでしょう。

毛穴の開きやたるみ・黒ずみに効く化粧品の成分

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は、高い美白効果を期待することができる成分ですが、お肌の引き締め効果も期待することができますので、お肌のたるみによって目立ってきた毛穴の開きの改善にも役立ちます。

また、毛穴が広がって涙状に広がる状態は、頬のたるみが原因となって起こっていますので、ビタミンC誘導体配合化粧品の使用とともに、頬のエクササイズを行って筋肉を鍛えておくことも大切です。

プラセンタ

ブタまたはウマの胎盤から主用出されるエキスで、成長因子を含んでいるため、角質層の肌細胞の活性化に役立ちます。

肌細胞が元気になればお肌の引き締め効果も期待することができます。

日本国内では、医療機関ではヒトプラセンタの取り扱いもありますが、市販の化粧品に配合されているのは、ブタプラセンタやウマプラセンタとなっています。

フルーツ酸

化粧品成分を角質層に浸透させることはとても大切ですが、毛穴に黒ずみができてしまっている状態なのであれば、まず、化粧品成分を角質層に浸透させる前にピーリングケアを行ってみましょう。

それには、フルーツ酸を配合している市販のピーリング剤やせっけんを使用してみましょう。それは、お肌のターンオーバーを促進させるためです。

毛穴に黒住ができてしまう原因は、メイクの残りや皮脂、タンパク質が毛穴に詰まることによるものですが、

ひとたびこのような状態が起こってしまったのであれば、毛穴の汚れを取り除くとともに、お肌のピーリングも正常化させておく必要があります。

ただし、ピーリングケアは頻繁に行うと、皮脂分泌が多くなる可能性が高まるだけではなく、表皮のバリア機能を壊してしまう原因になります。

ピーリングケアは週1回が目安、多くても週2回程度に留めておきましょう。

クレイ

泥成分で、高い吸着力を持っています。

この成分は、主として洗顔料やパックに配合されていますので、毛穴の汚れがせどうしても取れないのであれば、クレイ配合の洗顔料やパックを使用してみましょう。

ただし、クレイ配合であってもシートタイプのパックには要注意です。

シートタイプのパックは、確かにその場で毛穴の汚れやコメドを取り去る効果に優れています。

ですが、シートパックで頻繁にケアを行ってしまうと、さらに皮脂の分泌量が増え、毛穴が詰まりやすい状態になってしまいます。

クレイ配合のパックを使用するのであれば、できる限り洗い流すタイプの製品を選びましょう。

小じわに効く化粧品の成分

セラミド

いつの間にかできてしまった小じわは、皮下の美容成分の減少も影響を及ぼしていますが、最も大きな原因はお肌の乾燥です。

このようにお肌の乾燥が起こっているときには、セラミド配合の化粧水が最もおすすめできます。

私たちの表皮を覆っている角質層には、もともと細胞間脂質であるセラミドが存在して今ますが、

皮下の美容成分の減少や過剰な洗顔、保湿不足、ターンオーバー周期の乱れなど、さまざまな原因によって乾燥肌が起こると、

セラミドの量そのものが減り、細胞と細胞の間には隙間ができて、どんどん乾燥肌が進んでしまいます。

そして、このようにして水分を失ったお肌は、小じわができやすくなっている状態です。

小じわをそのまま放置していると、深くお肌に刻み込まれて本じわにまで発展してしまうことも考えられます。

小じわを発見したら、まずはセラミド配合の化粧品でケアを行ってみましょう。

ヒアルロン酸

水分を失ったお肌には、外部から水分を補ってあげなくてはなりません。

ヒアルロン酸はセラミドのように細胞と細胞の隙間を埋める働きはしませんが、お肌に水分を補給するという意味では非常に役立つ成分です。

 

あなたのお悩みにピッタリな成分が見つかったでしょうか?

エイジングケアに役立つ成分を配合した化粧品は、まず、ご自身の肌と肌質とお悩みを見極めてから選ぶ必要があります。

化粧品でしっかりとエイジングケアを行うのであれば、まずはこの部分に注意を傾けて、ご自身のお肌に合う製品を見つけ出して下さいね。